薫ヶ丘だより

工事が進む一万円道路の今日の姿

4日(火)寒空の中で一万円道路の法面工事が進められています。入口付近の擁壁(左写真)は下段まで工事が進み、完成に近づいてきました。中間地点の法面は重機によって法面が掘削されて道幅が広がっていきます(右写真)。堀り取られた断面には、黒い土の下から赤土の層が現れました。御嶽の噴火によって積もった火山灰の層です。学校の周りには多くの縄文遺跡がありますが、どの時代の火山灰層の間にはさまれているかで、その年代が特定できるそうです。歴史の生きた教材だと思いながら写真を撮りました。

伊那新校の名称の検討が始まります

3日(月)伊那合同庁舎において第19回伊那新校再編実施計画懇話会が開催され、冒頭で11月に開催された伊那新校(仮称)地元説明会や学校視察の報告が行われました。これまで全国40校にのぼる学校視察を行って新校の教育課程の編成に努めてきた伊那北高校の倉石典広先生から「優れた実践を行っている全国の学校を視察してきましたが、今伊那北で取り組んでいる探究的な学びの取り組みは、理念や実践においてそれらの学校と比べてけして引けをとっていない」という説明があり、特に印象に残りました。県教委からは開校までの全体スケジュールが示され、開校1年前の令和9年上半期までに新校に関わる校名・校歌・校章・総務・教育課程・学習指導などの諸準備を整えるとの説明がありました。令和7年度には新校の校名が決まります。次回5月の懇話会には新校準備委員会から校名募集要項案が示されて意見交換が行われる予定です。校名は開校1年前の令和9年11月の県議会で議決され、正式に決定します。

ナンテンの赤い実のゆくえ

正月を前に会館玄関に飾ってもらったナンテンの木にはそれはみごとに実がついていました(左上写真)が、2月1日(土)にはその実がまったく無くなってしましました(右上写真)。それはこの間、ヒヨドリが来てこの実をついばんでしまったためです。昨年も同様なことが起こったので、今年はナンテンをそのままにしておきました。ヒヨドリが食べた実はフンとともに排出されて、運が良ければ発芽してナンテンの木が育ちます。会館玄関脇にはこのようにして成長したナンテンが生えています(左下写真)。ナンテンの「思うつぼ」といったところでしょうか。