日比谷音楽祭ー平澤真希さんからのメール

日比谷音楽祭では、生徒達の素晴らしい歌声が感動を呼びました。本番が一番よかったです。気持ちのいい聖地でした。音楽祭を主催する亀田誠治さんらの熱い思いで始まった親子三世代・自由に無料で音楽を楽しめる音楽祭です。演奏しながら、日比谷音楽堂が「聖地」と呼ばれる所以をひしひしと感じておりました。吹き抜ける風、木の精霊や光、鳥、人、音がひとつになる素晴らしい場所でした。このような機会を与えていただいた日比谷松本楼の小坂文乃社長には、始めから最後まで大変よくしていただきました。小坂さんの強い思いが、すべてを支えてくださったのではないかと思います。

伊那北高校100年の桜の樹液と伊那のよもぎで染めた生徒の衣装は、伊那の森をそのまま日比谷に表わしました。私の衣装も二年前に作った草木染めでした。少ない練習の中で伊那北高校合唱部は、笑顔と若さで頑張り、最高の歌声となりました。バリトン歌手の高橋正典さんとこれまでに遠隔オンラインで何度もやりとりをしました。最後は「森の声」の”いつもひとつだー!”という歌詞で締めくくり、会場と音が一つになった実感がありました。松本楼での慰労会での生徒のみなさんの挨拶にみんな感動して涙しました。若さってすごいですね。
見逃し配信は6月17日より始まります。よろしかったらご覧ください。見直し配信はこちらから。https://youtu.be/8mphVahGfFg
ケーブルテレビでの番組は、8月にあるようです。できることならまた演奏できる機会がありますように。〈平澤 真希 〉
【プログラム】
シューベルト作曲:アヴェマリア
ヘンデル作曲:オンブラマイフ(樹木の下で)
平澤真希作曲:聖なる樹の声
ブラームス作曲:間奏曲 作品118-2
堀内敬三作詞 / ドヴォルザーク作曲:遠き山に日は落ちて
モーツァルト作曲:アヴェヴェルムコルプス
柘植伊佐夫作詞 / 天山作曲 : 森のこえ