伐木された大木の樹齢は?

8月30日(金)に一万円道路の伐木作業が終了しました。会館南側にはエノキの大木の切り株が残されています(左上写真)ので、その年輪を撮影しました。右上の写真は切り株の短径。メジャーの数値を読み取ると80cmでした。左下の写真はその長径で、1mを超えています。年輪が鮮明なので、その年輪を数えたところ50本。樹齢50年でした。同時に伐木されたキハダの樹齢(右下写真)は53年で、どちらの木も約半世紀前に芽生えて育ってきたもので、50年で二抱えもある大木に育ったのでした。エノキの年輪は芽生えて10年までは毎年幅広く、その後しだいに緻密になっていきます。大木を維持するために光合成量が呼吸量として消費され、成長量に回る割合が次第に減少していく様子がわかります。50年というと、今年度卒業30周年記念式典を行う高46回生の皆さんの年齢とほぼ同じ。半世紀という時間の長さを実感しました。