伊那北高校歴史研究部発行『上伊那の民俗行事』寄贈される
3日(月)駒ヶ根市の木下朱実さんから同窓会へ、父親に献本された『上伊那の民俗行事』をご寄贈いただきました。この研究冊子は昭和41年3月7日に伊那北高校歴史研究部(代表宮下豊秀=高18)が発行したもの。口絵、図、本文合わせて107ページに及ぶ研究集録です。編者者は吉村進(高19)他13名。高校18回生から20回生の皆さんの調査研究の成果が詰め込まれています。向山雅重先生のご指導のもと、30の年中行事(吉村執筆)、11の民俗芸能(部員が分担執筆)をとりあげて記載。さらに最後の章では「文化圏」について考察(吉村執筆)しています。高校生が短期間でまとめあげたとは思えない出来映えに驚きました。当時の高校生はこのようなフィールドワークに熱心に取り組み、多くの研究成果を残しています。あらためてこれらの仕事が見直されなければならないと感じたところです。この貴重な成果を編纂作業が進む『伊那市史』民俗編で引用してもらうよう、編集委員会に連絡しました。
2025年3月3日 3:09 PM | 薫ヶ丘だより