薫ヶ丘だより

昭和26年の草履箱を学校から貰いました

4日(水)学校から木箱を貰いました。昭和26年に製作された伊那北高等学校の焼き印が押された「草履箱」です。その後上履き入れとして使われてきました。昭和23年にスタートした伊那北高校草創期を物語る品です。物資の乏しかった時に作られ、70年余の歳月を経て味わいのある木肌となりました。今後、同窓会館で使っていきたいと考えています。この上に立体作品や花を飾ったり、冬場に野鳥へ給餌するためのえさを入れる箱にしようかとか、いろいろと思いを巡らしています。

美篶小開校123年に合わせて資料館企画展を開催

2日(月)伊那市立美篶小学校で同校創立123年目を迎えた開校記念日に合わせて、「第26回資料館企画展」が開催されました。美篶小には旧木造校舎1棟をまるごと使って資料館が併設されていて、土器や石器などの考古資料から民具や開校以来の卒業証書・教科書などの教育関連資料まで幅広く保存展示されています。地元美篶の皆さん12名が運営委員として関わり、毎年この日には縄ない・機織り・篶竹細工などの講師の皆さんも加わって様々な体験活動を行っています。地域の協力を得て学校とともに活動する組織は大変希有なもので、美篶地区の皆さんの学校に寄せる思いの深さを感じます。運営委員長を務めるのは春日州一さん(高15)。同期の矢島信之さんらとともに前日から準備に取りかかりました。縄ない体験(4年生)、舞ぎり式発火方法(5年生)、篶竹細工体験・縄文時代の丸太加工体験(6年生)、手押しポンプ、石臼できな粉づくり、薪風呂など昔の人の知恵と工夫を感じる体験活動が盛りだくさん。子どもたちの笑顔が溢れていました。伊那新校も数年後にはスタートします。地域の皆さんとともに学校を創り育てていくという、まさにその「見本」を示していただきました。

4回目の伊那新校地域説明会が行われました

12月1日(日)午前10時より、長野県伊那文化会館小ホールで4回目となる「伊那新校(仮称)地域説明会」が開催されました。大勢の皆さんが参加されて、用意された席の8割ほどが埋まりました。県教育委員会の担当者から高校改革のこれまでの取り組みの経過や伊那新校のこれからの校舎等の準備計画などが説明され、伊那北高校で新校に向けた教育課程の策定を担当している先生から「新たな学びと成長に対応したシステム」の概要をお聞きしました。最後に、これらの説明に対して小中学校の子どもを持つ保護者の皆さんからいくつか質問が出されました。「体育や部活で活用できるよう仮設の小体育館を建設するかどうか検討している」ことや、「くくり募集(現在検討中)をしても理数科(特色学科)では前期選抜を実施することは可能である」という説明もあり、印象に残りました。