薫ヶ丘だより

桃澤匡行さん(高3)から著作が寄贈されました

19日(金)飯島町にお住まいの桃澤匡行さん(高3)から桃澤茂春に関する10冊目の著作(写真)が同窓会へ寄贈されました。この本は「五十有余年の歳月をかけて調査研究してまいりました大叔父桃澤茂春に関係する論考の中から、正岡子規と子規庵に集まった根岸短歌会の面々や茂春の絵の師匠である橋本雅邦にかかわる稿を主として選び」編まれたものです。桃澤さんは令和5年秋に文化財保護功労者として旭日単光章を受章され、その記念としてこの本を上梓されました。いまだ衰えぬ探究心に圧倒されます。

御子柴北斗さんを迎えてクロスペン講演会を開催

13日(土)小浜市で株式会社まちづくり小浜の代表取締役を務める御子柴北斗さん(高55)をお招きして「薫ヶ丘クロスペンアカデミー講演会」が開催されました。その講演会に先だって行われた開講式で埋橋校長先生は、この講演会が果たしてきた役割にふれながら、今年で20年目を迎えたことを紹介されました。「地域を変える、観光まちづくり」と題した講演で御子柴さんは、京都大学大学院修了後に農林水産省に入省し6年目に小浜市役所に出向して農林水産課長となり、漁獲量が減少した鯖を養殖して付加価値をつける事業に取り組みました。そのことがきっかけとなって農水省を退職し、小浜市の観光まちづくりにかかわることになりました。その活動の日々を語ってくれました。活動を支えたのは「私たちが熱になる」「熱は伝搬する」という信念。今振り返ってみると「東京で暮らしていた時は、いくつもの障害を飛び越えていかに早くゴールに飛び込むかというハードル競技のような仕事だったが、小浜ではレゴブロックを組み立てるような仕事になった」と、その変化を表現されました。これから自らの進路を切り開いていく生徒の皆さんにとって、都会で働く以外に生き方があることを具体的に示していただいた事は、大きな刺激になったことと思います。講演後多くの質問が出され、質問を終えた生徒の皆さんに会場から暖かな拍手が期せずしておこりました。入学間もない時期にこの講演会に参加した1年生は、このような上級生の姿に接して、伊那北高校の生徒になったことを実感したことでしょう。

満開の桜の下でやきもち踊りが奉納されました

14日(日)学校のすぐ下に鎮座する白山社の例大祭が行われました。土曜日には1万円道路に上村町の皆さんが注連飾りを吊してくれました(写真)。4月中旬に桜が満開になることは近年まれなので、桜と注連飾りの写真はとても貴重です。この飾りも祭りが終了した日曜日に取り外されましたので、生徒や教職員の皆さんは見る機会がなかったことと思います。事務局長は今年高尾町の役員を仰せつかっているので、2回目のやきもち踊りに参加しました。