薫ヶ丘ブックレット第5号完成-発送作業をしています

18日(金)薫ヶ丘ブックレット第5号『伊那北高校天文気象部100年のものがたり-時空を超えて引き継がれる観測者のDNA-』(編者者:長尾浩志=高45回)が完成して納本されました。本書は、伊那北高校天文気象部という「コミュニティ」における観測と研究の歴史を、それぞれの時代の部員・顧問の証言と資料で綴った、1世紀にわたる青春の日々の「ものがたり」です。編著者の長尾さんが関係者から証言を集め、生徒会新聞や生徒会誌に掲載された資料を基にして天文気象部の歴史を7つのものがたりに仕立てた、本文88頁の大変読みごたえのある1冊です。それは同時に、本校の科学教育の歴史を辿ることになります。戦後まもなく始まった西駒ヶ岳の山岳気象観測や天体観測のありさまが臨場感溢れる文章で綴られ、巻末に掲載された澤井淳さん(高26回=元伊那北高校長・天文気象部顧問)へのインタビュー記事も興味深いものです。21日(月)に会館において長尾さんと澤井さんが、協力いただいた方々や歴代の天文気象部員の皆さんへブックレットの発送作業をしています(写真)。このブックレットの刊行を機に天文気象部のOB・OG会も計画されています。お問い合わせは同窓会事務局(0265-72-7312)へ。