平成8年刊行の『歴研』第5号を収蔵しました
16日(月)会報編集委員長の村田寿雄さん(高16)から伊那北高校歴史研究部の『歴研』第5号が同窓会へ寄贈されました。奥付(右上写真)には平成8年7月13日発行とありますから、この時調査執筆にあたった3年生部員は高校49回生、1年生部員は51回生のみなさんです。歴史研究部は平成5年から「上伊那の伝統行事と食文化」というテーマで現地調査に着手し、前年調査した高遠町三義(みよし)地区(25軒)と当年調査した駒ヶ根市中沢地区(20軒)とを比較して、①正月の行事と食事②お盆の行事と食事③暮れの行事と食事④その他の行事と食事が取り上げられています。この調査を通じて「子供が少ないために行われなくなっている、または以前より簡単に済まされている行事(桃の節句、端午の節句など)が数多くあり、農村の高齢化問題を痛感しました」と平成8年当時に記しています。貴重な調査記録ですので、伊那市史編纂委員会へ情報提供いたします。
2025年6月19日 9:36 AM | 薫ヶ丘だより