卒業式で天竜河畔が歌われたのはいつから?

先週、木下朱実さんから中学20回生の『卒業50周年記念文集』が同窓会へ寄贈されました。亡父木下正巳さん(中20)旧蔵の品です。この中の森下正夫さん(伊那北高校第19代校長=昭和59年4月~61年3月)が書かれた次の文章に目がとまりました。〈昨年から卒業式に、蛍の光の代わりに応援歌「天竜河畔」を歌うようになったが、この応援歌を極端と思われるほどのスローテンポで、肩を組んで、太鼓の音だけの伴奏で歌うわけだが荘重そのものの感じで、いかにも伊那北高校の卒業式に相応しい式歌となっている。卒業式に「天竜河畔」を歌うというのは生徒の発案だそうで、現代の青年らしい素晴らしい発想だと思う〉。この文集が編まれたのは平成6年なので、伊那北高校の卒業式で「天竜河畔」が歌い出されたのは、平成5年度からということになります。しかし残念なことに、コロナ禍を経て現在ではその伝統が廃れてしまっています。「我が伊那高の今日の日を 西辺の方に暮れ行けば 紫こむる校庭に 今宵かざさん月桂冠」の歌詞が甦ることを願って止みません。